米国債売り、今後の需要減少を示唆=NY為替
最近の米国債売りは海外投資家からの需要減少予想を示唆しており、これがドル安の要因の1つとなっているとの指摘がエコノミストから出ている。ただ、米国が金融市場における優位性を失ったり、米国の特殊性が終わりを迎えたりすることは予想されていないものの、投資家が世界的な分散投資や資産クラス、セクター間の分散投資から恩恵を受けられると見ているという。
同エコノミストは欧州資産へのエクスポージャーに前向きな見方をしている。これらは、成熟した株式や米国のクレジットを含む米国のリスク資産へのエクスポージャー過剰を抑制するための魅力的な選択肢に見えるという。
また、多くの投資家はこの地域へのエクスポージャーが不足しており、特にドイツでは、軍事支出とインフラ支出の両面で財政支出の見直しを迫られており、復活の兆しが見えているとも述べている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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