ドル円は105円台前半、NZドルは買い戻し=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は前日安値を更新して105.26円付近まで弱含んだ後、105円台前半で戻りは鈍い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、ポジション調整のドル売りがで出ているもよう。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加の金融緩和や緩和長期化の意向を示すとの観測を背景に、前日からドル安傾向となっている。
NZドル円は70.84円近辺まで、NZドル/ドルは0.6724ドル近辺まで上昇。ニュージーランド財務省から総選挙前の経済および財政見通しが公表され、「2020年GDP予測は-3.1%、2021年GDP予測は-0.5%」や「失業率は最大7.8%と予測(予算発表時は9.8%と予測)」などと示された。これによって先行き不透明感が払しょくされ、NZドルの買い戻しにつながっているもよう。
ポンド円は135.97円近辺まで、ポンドドルは1.2915ドル近辺まで上昇。本日15時に消費者物価指数、小売物価指数、生産者物価指数の発表が予定されており、その前のポジション調整が入っているとみられる。
日経平均株価は小反発。前引けでは前営業日比32.56円高の2万3487.45円となった。
午前11時33分現在では、ドル円は1ドル=105.31円、ユーロドルは1ユーロ=1.1847ドル、ユーロ円は1ユーロ=124.76円、ポンド円は1ポンド=135.88円、豪ドル円は1豪ドル=77.04円、NZドル円は1NZドル=70.80円、スイス円は1スイスフラン=115.95円、カナダ円は1カナダドル=79.93円付近で推移している。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。