「コロナ第2波懸念でドル買い・円買い」 外為トゥデイ 2020年6月29日号
目次
▼26日(金)の為替相場
(1):豪ドル 大口フローに振らされる
(2):米個人所得 予想ほど減少せず
(3):株安・スポ末でドル買い優勢
26日(金)の為替相場
期間:26日(金)午前6時10分~27日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪ドル 大口フローに振らされる
豪ドル/米ドルで大口の豪ドル売り・米ドル買いが入ったと見られ、豪ドル/円もつれ安した。売り一巡後は豪ドルが反発するなど、6月末を控えた薄商いの中、大口フローに振り回されて神経質な値動きとなった。
(2):米個人所得 予想ほど減少せず
米5月個人所得は前月比-4.2%と予想(-6.0%)ほどには減少しなかった一方、同個人消費支出(PCE)は前月比+8.2%と予想(+9.3%)ほどには増加しなかった。なお、米5月PCE価格指数(デフレーター)は前年比+0.5%、同コア・デフレーターは前年比+1.0%(予想+0.5%、+0.9%)であった。
(3):株安・スポ末でドル買い優勢
安く始まった米国株が下げ幅を拡大する中、リスク回避のドル買いが優勢となり、ドル/円が107.36円前後まで上昇。一方、クロス円はドル高によるストレートドルの下落に連れて弱含んだ。米フロリダ州やテキサス州で新型コロナ感染第2波を巡り、バーの閉鎖や飲食店の入店制限など、経済活動を再び制限する措置が取られた事が市場心理を圧迫した。その他、6月末スポット応当日のロンドン・フィキシング(24時)に向けてドル買い・円売りのフローが観測された模様。
26日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
方向感なくもみ合う展開
26日のドル/円はほぼ横ばいの107.20円台でクローズ。一時106.80円前後まで下落したが、新型コロナウイルス第2波への懸念でドルが強含んだため107円台を回復した。フロリダ州とテキサス州で、飲食店への入店制限などコロナ感染拡大抑制策が再導入された事を受けて、NYダウ平均は700ドルを超える大幅安となった。コロナ感染第2波を巡り市場のリスクセンチメントは悪化しつつあるが、そうした中ではドルと円がいずれも他通貨に対して買われるため、ドル/円の値動きには大きな影響はないと見られる。
ドル/円は本日も106円台後半から107円台前半のレンジで方向感なくもみ合う展開となりそうだ。ただ、月末リバランス(投資資金再配分)に伴うドル売り観測や、ソフトバンクの米株売却に伴う円転観測などを踏まえると、下落方向へのリスクが幾分高いと言えるかもしれない。
本日の注目イベント
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