若干ドル買い優勢も落ち着いた展開=東京為替概況
28日の東京市場は、比較的落ち着いた展開となった。昨日の海外市場で、米中関係への警戒感や、米国の2年債と10年債の逆イールドの状態が常態化していることなどが重石となり、ドル円は105円台の安値圏で推移。その流れを受けて朝方は105円60銭台でスタートも、株式市場の落ち着いた動きなどもあり、少しドルの買い戻しが入って105円80銭台での推移となった。
ユーロドルはわずか11ポイント、ポンドドルは25ポイントのレンジと、主要通貨は軒並み落ち着いた動き。
豪ドルが0.6760近辺から0.6735を付けるなど、若干のドル買い、NZドルも0.6367近辺から0.6320台を付けるなどNZドル売り米ドル買いの動き。リスク警戒からの資源国・新興国通貨売りの動きが継続する展開に。もっともこちらも値幅的にはそれほど目立ったものではない。
ドル人民元は目立った動きを見せず。調整ムードの中昨日終値近辺よりも少し元高も、昨日のレンジの1/3程度の値幅での動き。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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