強い豪CPI受けて豪ドル高、対円で98円に迫る=オセアニア為替概況
強い豪CPI受けて豪ドル高、対円で98円に迫る=オセアニア為替概況
豪ドルドルは0.6600を挟んだもみ合いから、少しドル高が優勢となり0.580台で10時半の8月豪月次CPIを迎えた。豪CPIは前年比+3.0%と市場予想の+2.9%、7月の+2.8%を超えて上昇。前回も予想+2.3%に対して+2.8%となっており、2カ月連続での予想を超える伸びとなった。4-6月期のCPIが4年超ぶりの低い水準となっていたが、ここにきての一気の物価上昇に、利下げ期待が後退する形で豪ドル買いとなっている。
豪ドルドルは0.6620台まで上昇し、その後も0.6620を挟んだ高値圏推移。
豪ドル円は一時97円20銭台を付けた朝の動きから97円80銭台へ急騰。その後も上昇が続き98円に迫る動き。
NZドルドルは0.5860前後で落ち着いた動き。NZ中銀は新しい中銀総裁にスウェーデン中銀第1副総裁のブレマン氏が12月1日付で就任すると発表した。市場は新総裁の下での金融政策の方向性変更は特にないとみており、目立った反応を見せなかった。対円は豪ドル円、ドル円の堅調な動きもあって86円30銭台から86円72銭を付けている。
【今週の主な予定】
2025/9/24 10:30 豪消費者物価指数(CPI)(前年比)8月 結果 3.0% 予想 2.9% 前回 2.8%

執筆者 : MINKABU PRESS
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