【海外市場の注目ポイント】７月の独消費者物価指数速報値など

　日本時間午後９時に７月の独消費者物価指数速報値が発表される。大方の予想は前年比１．５％上昇となっており、前月の同１．６％上昇から伸びが鈍化すると見込まれている。ドラギ欧州中央銀行（ＥＣＢ）が２５日の理事会後の会見で現在の低インフレに不満を示すなか、予想を下回る結果になれば、ＥＣＢが次回９月の理事会で追加緩和に踏み切るとの見方が一段と強まり、ユーロが売られる可能性がある
　
　また、日本時間午後９時半には６月の米個人所得、６月の米消費支出（ＰＣＥ）、６月の米ＰＣＥデフレータも発表される。６月の米個人所得は、大方の予想が前月比０．４％増となっており、前月比では５カ月続けて増加するとみられ、６月の米ＰＣＥは、大方の予想が同０．３％増となっており、前月比では４カ月続けて増加すると見込まれている。６月の米ＰＣＥデフレータは、大方の予想が前年比１．５％上昇となっており、前月の同１．５％上昇から前年比の伸びが変わらないとみられている。
　
　さらに、日本時間午後１１時には７月の米消費者信頼感指数も発表される。大方の予想は１２５．０となっており、前月の１２１．５を上回り、２カ月ぶりに上昇すると見込まれている。
　
minkabu PRESS編集部