ポンドは相変わらず上値重い ただ、一部からは強気な声も=NY為替
ポンドはNY時間に入って下げ渋っているものの、上値の重い展開が続いている。先週の英保守党・党首選の選挙結果を受けてジョンソン前外相とハント外相の一騎打ちとなった。市場ではジョンソン前外相が次期首相に有力との見方から、合意無き離脱への警戒感も高まっており、ポンドの上値を重くしている。
ただ、一部からはポンドに強気な声も聞かれる。ジョンソン氏が新首相に就任しても、合意無き離脱を回避する行動が優先されると思われ、やむなく合意無き離脱を選択肢を入れたとしても、議会が強行に反対することが予想されるとしている。
一方、英中銀はEU離脱の状況が不透明ではあるが、不透明感が払拭されるまでは金融政策は現状維持が見込まれ、払拭されればインフレ抑制のため利上げに動く可能性を見ているようだ。ポンドにとってはポジティブなシナリオとなる。
GBP/USD 1.2735 GBP/JPY 136.71 EUR/GBP 0.8944
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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