米債利回りが一気に低下し、ドル売りに=東京為替概況
NY市場午後の米FOMCを受けて米債利回りが一気に低下した。FOMC直後の利回り低下局面では2.01%台までにとどまり、2.02%台で東京朝を迎えたが、東京朝に入って再び急落を見せる格好となり、1.97%近辺まで。7月のFOMCでの利下げ見通しが100%に達し、9月での連続利下げ見通しも9割、12月までに3回の利下げ見通しも7割超えという状況に株高債券高(利回り低下 )ドル安という流れに。
FOMC直後の下げで108円を割み107円90銭を付けた後108円台で朝を迎えたドル円は、107円55銭まで。米債利回りの低下を受けて、節目の107円80銭を割り込み、一気にドル売りが加速。107円台半ば手前の買いに下値を支えられたものの、下げの節目となった107円80銭が上値抵抗水準として作用しており、安値圏もみ合い。
ユーロドルは1.1220台から1.1270台までのユーロ高ドル安。FOMC直後に1.1210台から1.1250超えまで上昇。その後1.1220台へ戻して朝を迎え、直近高値をあっさり超えて1.1270台まで。
朝のGDPが予想よりも強めに出たNZドルは、0.6580近辺まで。FOMC直後に0.6520近辺から0.6560前後まで上昇。0.6530近辺でGDPを迎え、予想以上の好結果に0.6560近辺に戻し、その後はドル安の流れで0.6580近辺に。
ドルカナダは1.3230近辺までと大きな動きに。FOMC後の動きは1.3360から1.33ちょうど前後へ。その後ドル安の動きが加速したことに加え、NY原油高の動きによるカナダ高の動きに。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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