中東情勢の進展期待で原油安、為替は円安とドル安に振れる場面も=ロンドン為替概況
中東情勢の進展期待で原油安、為替は円安とドル安に振れる場面も=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、円安とドル安の動きが優勢。中東情勢の進展期待でNY原油先物が84ドル台から82ドル近辺まで下落、インフレ沈静化期待もあって米10年債利回りは4.71%付近から4.66%台へと低下している。有事のドル買いの巻き返し反応でドル売りが優勢となった。また、欧州株や米株先物・時間外取引が堅調に推移しており、リスク選好的な円売りも加わった。ドル円は一時159円台半ばまで買われた後、足元では159円台前半に落ち着いた。ユーロドルは1.16台半ばから後半で振幅。ポンドドルは1.36台前半から半ばでやや買い優勢となっている。クロス円は総じて円安に傾いており、ユーロ円は一時186円に迫る動き。ポンド円は217円台半ば付近まで買われた。ただ、足元では次の展開待ちとなり値動きは落ち着いている。全般的には比較的狭いレンジでの値動きにとどまっている。
ドル円は159円台前半での取引。東京早朝の159.05付近を安値に買われている。東京午後に買い一服となったあと、ロンドン序盤にはさらに159.49付近まで買われた。その後は159.20台へと小反落し、値動きは落ち着いた。ロンドン時間には中東情勢の進展期待で原油安や米債利回り低下、株高などの動きが広がった。
ユーロドルは1.16台後半での取引。ロンドン朝方の1.1651付近からその後の1.1674付近までのレンジで売買が交錯している。足元では前日NY終値付近で推移している。ユーロ円は東京早朝の185.51付近を安値に、ドル円とともに振幅しながら上昇。ロンドン序盤には高値を185.95付近に伸ばした。その後は上昇一服し、185円台後半で推移している。ドイツIfo景況感指数は予想外の強さを示し、Ifoウォルラーベ氏は「ドイツ経済はさらなる成長への道を歩み始めた」と評価した。
ポンドドルは1.36台前半での取引。ロンドン早朝の1.3622付近を安値に、ロンドン序盤には高値を1.3650付近まで伸ばした。その後は前日NY終値付近へと下げて上昇一服。ポンド円は東京早朝の216.77付近を安値に買われている。ロンドン序盤には217.48付近に高値を更新した。その後は217.10台へと小反落している。ユーロポンドは0.8546から0.8558までのレンジで振幅。前日NY終値からはユーロ安・ポンド高方向にやや傾斜している。英首相が秋季予算で増税の可能性があると示唆した前日の報道が蒸し返され、財源無き予算との市場の不安感がやや払拭された面があったようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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