【本日の見通し】ドル安継続の見込み、ドル円は介入後の戻り局面一服か
【本日の見通し】ドル安継続の見込み、ドル円は介入後の戻り局面一服か
昨日の市場でドル円は158.05円まで急落する展開となった。米財務省が残存期間10-30年の長めの利付国債を対象にした流動性支援目的の買い戻しオペについて、1回当たりの規模を少なくとも2倍に拡大すると発表したことで、米長期債利回りが一気に低下。ドル売りを誘った。ドル円は159円台から158.10円台へ急落。その後158.60円前後まで戻すも、米債利回りの低下を受けたドル売りが続いたことや、ウォーシュFRB議長が基調講演を行う来週のジャクソンホール会議で、中立姿勢を示すとの観測報道などがドル売りに繋がり、158.05円を付けた。
その後再び158.60円前後まで反発を見せたが、米FOMC議事要旨がほぼ想定内となり、一部で期待されたほどのタカ派姿勢が見られなかったことで、再びドル売りとなって158.00円台を付ける動きを見せている。
この後もドル売りが続く可能性が高い。米債利回りが低下、9月の利上げ期待も後退しており、ドル売りの意識が強まっている。直近の値動きで160.00円手前の売りが上値を抑えたことも、介入後の戻りが一巡したとの思惑に繋がり、ドル円の上値を抑える可能性がありそう。
本日は20日ゴトウビとなるため、仲値に絡んだ実需の動きにも注意したい。
ドル円は157円台トライが視野に入っている。158.50/70円前後がどこまで重くなるかがポイントとなる。
ユーロドルはドル安を受けて1.1679ドルまで買われ、5月以来のユーロ高ドル安圏を付ける展開となった。この後1.1650ドル前後がサポートになるようだと、1.1700ドルを目指す動きにつながる。
ポンドドルでもドル安が進み、一時1.3630ドル前後を付けた。その後1.3600ドルを挟んでの推移となっている。1.3570/80ドルあたりで下値が支えられると、1.36台に定着する動きとなりそう。
ユーロ円はドル主導で不安定な動き。当初はドル円が急落し、183.90円台を付ける動きも、その後ユーロドルでのユーロ買いドル売りが強まり、184.90円台まで上昇した。この後もドル主導が見込まれるだけに、不安定な高下となりそう。
ポンド円は215円台後半でのもみ合いから、ドル円の急落で214.83円を付け、その後215.80円台と東京朝の水準まで反発と、ユーロ円同様に不安定な動き。戻り高値を付けた後は、ポンド売り円買いが強まる展開となっており、215.00円台まで下げるなど、やや上値が重い。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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