米雇用統計後に一時ドル売り円買いも、その後反発=NY為替概況
米雇用統計後に一時ドル売り円買いも、その後反発=NY為替概況
本日のNY市場では米雇用統計を受けたドル売りが一時進んだものの、その後反発する展開を見せた。ドル円は157.60円台で米雇用統計を迎え、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回る伸びとなり、前回値も下方修正、平均時給も市場予想を下回るという弱い結果にドル売りが広がって、156.95円を付けた。弱い米雇用統計を受けて10月の米FOMCでの利上げ期待が後退したこともドル売りにつながった。短期金利市場動向から算出する10月の利上げ確率は雇用統計前の28%前後から13%割れまで一時低下していた。
ドル売り一巡後は反発となった。もともと米国の利上げ見通しの本線は12月であったことや、日本の利上げも早くて12月と見られ、日米金利差の継続が見込まれることなどがドル買い円売りを誘った。米株式市場が堅調な動きを見せたこともリスク選好の円売りを誘った。
G7議長国であるフランスがG7でのディーゼル(軽油)、ガソリンの備蓄放出に言及したことで、原油安となったことも、ドル売りにつながっていたが、NY原油は88.06ドルを付けた後、92ドル台まで回復しており、こちらもドル売り一巡後の反発につながっている。
米債利回りも一時の低下から反発。ドルの買い戻しにつながった。ベンチマークとなる10年債利回りは、東京市場での5.26%台からじりじり下げて5.22%前後で米雇用統計を迎え、その後5.1549%を付けた。しかしNY午後にかけて上昇し、5.296%まで上昇している。
ドル円は米雇用統計前の水準を超えて157.90円台まで一時上昇。その後もしっかりした動きが続き、戻り高値圏で週の取引を終えた。
ユーロドルはフランスの財政悪化懸念が広がる中、木曜日に大きく下げる展開を見せた。今日は少し買い戻しが入り、ロンドン朝に1.1285ドルを付けていたが、その後再び下げ、米雇用統計前に1.1221ドルを付けた。米雇用統計後のドル売りに1.1285ドルまで反発。その後ドル安一服に1.1250ドル前後での推移となった。
ポンドドルも木曜日に売りが出ていたが、東京午前の1.3182ドルからの反発が見られる展開でロンドン市場は1.3200-1.3220ドルを中心とした推移となった。NY市場に入って米雇用統計後のドル売りに1.3200ドル前後から1.3256ドルまで上昇。その後は1.3220-1.3250ドルレンジとなった。
クロス円はドル円同様に米雇用統計後に円買いが強まり、その後反発。ユーロ円は176.75円前後から176.62円まで下げ、その後177.80円前後まで反発。ポンド円は208.10円前後から207.72円まで下げ、その後209.11円まで上昇。ポンド円に関してはユーロドルと違い対ドルでのポンド売りが目立たなかった分だけ上昇の勢いがあり、東京市場の高値を超えての上昇となっている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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