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【本日の見通し】米利上げ期待の後退と中東情勢を受けた有事のドル買いが交錯

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【本日の見通し】米利上げ期待の後退と中東情勢を受けた有事のドル買いが交錯
   
 海外市場でドル円は一時161.90円までドル売り円買いとなった。米生産者物価指数(PPI)の伸びが予想以上の鈍化を見せたことで米国の早期利上げ期待が後退し、ドル売りが広がった。一方でイラン情勢の緊迫度が高まっている。トランプ大統領がイラン軍事作戦の拡大に傾き、地上部隊派遣なども検討との報道が有事のドル買いを誘った。
  
 この後も中東情勢への警戒が継続すると見られる。注目された米CPIとPPIがともに予想を大きく下回る伸びにとどまったことで、今月の米FOMCでの利上げ期待は10%程度まで低下。据え置きをほぼ織り込む状況となっていることから、中東情勢への警戒が一服するとドル売りの余地があるが、目先は状況の緊迫化への警戒が強く、ドルは底堅さを見せそうだ。
  
 ドル円は161円台半ばから162円台半ばにかけてのレンジを中心に方向性を探る展開。有事のドル買いがどこまで強まるかが焦点となる。
  
 ユーロドルは1.14ドル台を中心とした推移が見込まれる。米利上げ期待の後退からくるユーロとの金利差縮小期待が、ユーロドルの支えとなっている。
  
 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いが支えとなり、海外市場で186.00円を付けるなど堅調な地合いを見せた。この後も下がると買いが出る展開が見込まれる。
  
 ポンドドルは大きく上昇。米PPIを受けたドル安に加え、ポンド自体の堅調な動きも見られた。来週月曜日に誕生予定のバーナム政権において、次期財務相候補として名前が出ていたミリバンド・エネルギー相について、財務相の候補からは外れたとの報道が出ており、ポンド高につながった。ミリバンド・エネルギー相は財政拡大志向で知られており、財政赤字拡大への警戒感が出ていた。この後もかなりしっかりした動きが見込まれ、1.3500ドル前後がサポートとなりそうだ。
  
 ポンド円は対ドル同様にポンド自体の買いが広がったことで、219.61円まで一時上値を伸ばした。220円の節目に向けた動きが見込まれる。地合いの強さから、大台突破の可能性が十分にありそうだ。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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