ドル円、157円台前半 イラン情勢に出口見えず長期化への懸念も=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は買い戻しが優勢となっており、157円台前半での推移となっている。依然としてイラン情勢に出口が見えず、長期化するのではとの懸念が再び台頭している。
市場はイラン紛争に関して、週後半の米中首脳会談までに何らかの決着の道筋が見えるのではと期待していた。しかし、トランプ大統領がイラン側の和平提案への回答を拒否したことで、事態は依然として混沌。大統領はSNSへの投稿で「イラン代表団からの回答を読んだが、完全に受け入れ不可能だ」と批判していた。
一部報道では、「イランは高濃縮ウラン在庫の一部を第三国へ移送する案を提示。しかし、核施設解体案は拒否」と伝わっていた。なお、イランはこの報道を否定している。一方、ペルシャ湾では、カタール沖でドローン攻撃により貨物船が一時炎上。また、UAEとクウェートは敵対的ドローンを迎撃したと発表した。
ただ、週明けに上昇して始まった原油相場が上げ幅を縮小していることもあり、ドルは一方的に上昇する展開にはなっていない。中東情勢については、市場も成り行きを見守る姿勢を次第に強めており、以前のように積極的にポジションを取りに行く雰囲気にはなっていないようだ。
ドル円は上値での介入警戒感が強い一方、下値での買い圧力も根強く、156、157円台でのレンジ取引に終始している状況に変化はない。ベッセント財務長官が来日しており、明日、高市首相と片山財務相と協議を行う予定。その内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は156円に観測。
11日(月)
156.00(17.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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