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【これからの見通し】米政府機関閉鎖の動き、米雇用統計発表などに暗雲垂れ込める

為替 

【これからの見通し】米政府機関閉鎖の動き、米雇用統計発表などに暗雲垂れ込める

 米上院はつなぎ予算成立に失敗、一部の米政府機関閉鎖の動きが始まっている。事態は流動的であるが、今週発表される米新規失業保険申請件数や米雇用統計発表が延期される可能性が高まっている。米経済ファンダメンタルズ指標として最重要な雇用統計とあって、市場は目先の手掛かりを失う状況となりそうだ。

 為替市場では、米政府機関閉鎖のドル売り圧力となっている。きょうもドル円が147円台前半に軟化、ユーロドルが1.17台後半へと上昇している。また、昨日と同様にドル円の下げが大きい分だけ、クロス円が下押しされている。ユーロ円は173円台前半、ポンド円は198円台前半へと下げてきている。円買いの理由付けとしては、米政府機関閉鎖といった米経済に対する不透明な材料がリスク回避の円買いにつながるとの説明がある。また、米貿易交渉がひとまず決着したことが、日銀の利上げ環境を整えたとの見方もあろう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などのPMI確報値(9月)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(9月)、米MBA住宅ローン申請指数(09/20 - 09/26)米ADP雇用者数(9月)米ISM製造業景気指数(9月)米建設支出(8月)などが予定されている。市場予想は5.1万人増と前回の5.4万人増とほぼ同水準が見込まれている。ISM製造業景気指数は49.0と前回の48.7から小幅に上昇する見込み。これらの統計は民間機関の発表とあって政府機関閉鎖の影響は受けない。

 発言イベント関連では、欧州金融当局者の予定が多い。スロバキア中銀総裁、オーストリア中銀総裁、リトアニア中銀総裁などが欧州通貨金融フォーラム(SUERF)に出席する。デギンドスECB副総裁がポリティコ主催討論会に参加する。マン英中銀委員がブルームバーグTVに出演する。ナーゲル独連銀総裁、公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)「ドイツと英国:経済協力」に出席する。バーキン・リッチモンド連銀総裁が米経済見通しについて講演を行う。カナダ中銀議事録(9月17日開催分)が公表される。米週間石油在庫統計が発表される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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