ポンド、厳しい英財政見通しで下落の可能性=NY為替
きょうも為替市場はドル安が優勢となる中、ポンドドルは買い戻しが続いている。1.35ドル台半ばに上昇しており、21日線の上での推移を継続。一方、ポンド円は前日の石破首相の辞任表明による円安から、東京時間に一時200円台を回復したものの、維持できていない。しかし、199円台後半で推移しており、底堅い推移が続いている。
ストラテジストは、英国の厳しい財政見通しを背景にポンドは中期的に下落する可能性があると指摘。「増税が迫っており、成長鈍化とともにポンドの一段安は避けられない」と述べている。
ただ、ポンド下落は緩やかなものになる可能性が高く、投資家は非常に忍耐強く待つか、投機筋がポンドの持ち高を手仕舞う局面を利用して、より良い参入水準を探る必要があるという。
GBP/USD 1.3544 GBP/JPY 199.94 EUR/GBP 0.8675
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。