ドル円、147円台後半に買い戻される 前日のドル安を解消する動き=NY為替序盤
きょう為替市場、ドル円は前日のNY終盤の流れを引き継いで東京時間の早朝には、146円台に下落する場面が見られていた。ただ、海外市場にかけて147円台後半まで買い戻される展開となっている。
トランプ大統領が、退任を表明しているクーグラーFRB理事の後任にミランCEA委員長を来年1月末までの暫定理事に指名。ミラン委員長はあと年内3回のFOMCで全て利下げを求めるのではとも予想されることから、為替市場はドル安で反応した。
ドル円も下落していたが、すでに市場は先週の米雇用統計を受けて、年内2回の利下げを完全に織り込んでいるほか、3回の可能性も35%程度で織り込んでおり、さほど現状の認識から逸脱してしていないと見ているようだ。
本日の為替市場は、前日のドル安を解消する動きとなっている模様。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147.50円に観測されている。
8日(金)
147.50(5.0億ドル)
12日(火)
147.30(8.8億ドル)
13日(水)
147.00(8.4億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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