ドル円、１４７円台前半での推移 １００日線と２００日線の間に＝ＮＹ為替

　その後、ドル円は１４７円台前半での推移。先週の米雇用統計後の流れを引き続き、ドル円は戻り売りが優勢となっており、一時１４７円を割り込む場面も見られた。週明けの市場は落ち着きを取り戻してはいるものの、先週の混乱した中で覆い隠されていた、ＦＲＢの利下げ期待復活を改めて意識しているようだ。

　短期金融市場では９月の利下げ確率を８５％程度まで回復。年内２回の利下げもほぼ完全に織り込み、３回の利下げも４５％程度の確率で織り込む動きが出ている。米雇用統計前とは一変。そのような中、本日も米国債利回りが低下する中、ドル円は再び下値への意識が台頭している模様。

　本日１４７．７０円近辺に来ている２１日線を早期に回復できるか、それとも１４５．７０円付近に来ている１００日線を試しに行くか、目先の注目となる。また、現在、ドル円は１００日線と２００日線の間にいる。２００日線を上抜ければ、８月１日高値の１５０．９２円再度視野に入る一方、１００日線を下抜ければ、７月安値１４２．６８円が下値の目安として意識される。

USD/JPY　147.07　EUR/JPY　170.10
GBP/JPY　195.38　AUD/JPY　95.06

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美