アジア株 上海株は年初来高値、米中協議進展期待 ラトニックとベッセントが協議に前向き
アジア株 上海株は年初来高値、米中協議進展期待 ラトニックとベッセントが協議に前向き
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 23988.54(-159.53 -0.66%)
中国上海総合指数 3507.69(+10.22 +0.29%)
台湾加権指数 22432.91(+70.64 +0.32%)
韓国総合株価指数 3131.36(+16.41 +0.53%)
豪ASX200指数 8554.40(-36.29 -0.42%)
インドSENSEX30種 83722.38(+9.87 +0.01%)
アジア株はまちまち、トランプ関税が引き続き警戒されている。
トランプ米大統領は関税発効を8月1日に延期することを決定したが、1日以降のさらなる延長は認めないと明言。さらに、今後数日間は自身の関税政策を積極的に推し進める意向を示した。さっそく銅に50%、医療品には極めて高い200%の関税を課すと表明。
トランプ氏はBRICSに10%関税を再度警告、間もなく実施すると述べた。彼らは米ドルを破壊し別の基軸通貨として支配しようとしており、これは戦争に負けたようなものだ。米ドルの優位性を破壊しようとするのであれば「大きな代償」を払うことになると警告した。トランプはインドとの貿易合意が非常に近いと発言した直後にBRICSに加盟しているという理由でインドに10%の関税を警告した。インドの投資家は落胆しただろう。
上海株は5営業日続伸、昨年10月以来の高値をつけている。米中協議の進展期待が高まっている。コミュニケーションや金融、生活必需品、エネルギー関連が軒並み上昇している。
ラトニック米商務長官は中国とより大きな貿易交渉を始めるつもりだ、中国はレアアースの許可を「迅速に」承認していると述べた。きのうはベッセント米財務長官が今後数週間に中国と貿易問題を前進させるだけでなく、他の分野でも協議していきたいと述べていた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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