ドル、持続的な回復の条件整わず=NY為替
その後、ドル円は145.85円近辺と本日高値圏での推移となっている。本日は一本調子の上げを演じており、21日線を再び上振れる展開となっている。目先は100日線が146円付近に来ており、試しに行くか注目される。
本日は円安のほか、ドル高がドル円の上げをサポートしているが、アナリストはドルの持続的な回復には条件が整っていないと指摘している。見方を変えるには、金利においてドルが他通貨に対する名目および実質利回りの優位性に対してプラスの反応を示す兆候が必要だとしている。
今年のドルと金利差の関係は崩れていると指摘。これは最近のドル安は他の要因によって支配されていることを示唆しているという。要因としては、米経済政策の不確実性の高まり、ドル変動の損失に対するヘッジ、そして米経常赤字の圧力といった構造的な要因が挙げられると述べている。
USD/JPY 145.86 EUR/USD 1.1735 GBP/USD 1.3639
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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