ユーロドル、1.15ドル台に戻す 21日線の水準は堅持=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル安が強まっており、ユーロドルは1.15ドル台に買い戻されている。本日は一時1.14ドル台半ばまで下落し、21日線に接近したものの、その水準は堅持し上向きの流れを維持している。ただ、上値を抑えられた1.16ドル台にはなお慎重といった雰囲気ではある。
本日はラガルドECB総裁の議会証言が伝わり、景気の下振れリスクを指摘。もう1回の利下げの可能性に道を開いている一方、ホルムズ海峡を通る石油や天然ガスの流れが減少すれば、物価に上昇圧力がかかる可能性があり、注意深く監視していると述べていた。
ECBは今月初めに、昨年からの利下げサイクルにおける8回目の利下げを実施した上で、利下げサイクルの終了が近いことも示唆した。ただし、インフレ再加速の兆しが見られれば、追加利下げの可能性は低くなると見られる。
EUR/USD 1.1533 EUR/JPY 168.98 EUR/GBP 0.8552
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。