ロンドン序盤、ドル売り一服も反発は限定的 欧州株は小高くリスク警戒は後退=ロンドン為替
ロンドン序盤、ドル売り一服も反発は限定的 欧州株は小高くリスク警戒は後退=ロンドン為替
ロンドン序盤は、東京市場で見られたドル売りの動きは一服している。ただ、ドルの反発力も鈍く、引き続き前日と比べるとドル安圏で推移している。イスラエルとイランの紛争は継続しており、予断は許されない状況。米国が介入するとの観測も広がってきている。しかし、欧州株や米株先物・時間外取引は小高く推移しており、市場におけるリスク警戒感は後退している。
市場ではNY市場後半の米FOMC会合結果やスタッフ予測、パウエルFRB議長会見に注目が集まっている。その前には米新規失業保険申請件数の発表も控えており、労働市場の状況に参考材料となりそうだ。先ほど発表されたユーロ圏消費者物価指数・確報値は前年比+1.9%、前月比変わらず、コア前年比+2.3%といずれも速報値から変化はみられなかった。
ドル円は東京朝方の145.44近辺を高値にロンドン朝方には144.86近辺まで下押しされた。その後は145.10台まで反発したが、買いは続かず再び144円台に軟化している。ユーロドルは東京朝方の1.1475近辺を安値に買われ、ロンドン朝方には1.1523近辺まで高値を伸ばした。その後は1.15挟みの水準で揉み合っている。ユーロ円は166.65-167.06の狭いレンジでの揉み合いに終始している。
USD/JPY 144.94 EUR/USD 1.1503 EUR/JPY 166.74

執筆者 : MINKABU PRESS
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