ドル円、142円台まで下げ幅拡大 米国の短期的な経済見通し改善との見方も=NY為替
その後、ドル円は142円台まで下げ幅を拡大しており、142.75円付近まで一時下落している。この日発表の米経済指標が予想以上に弱い内容となったことでドル安が加速しており、ドル円も下押しされている。目先は前日安値の142.40円付近と、直近安値の142.10円付近が意識される。
本日の米経済指標は弱い内容ではあったものの、エコノミストからは米国の短期的な経済見通しが改善しているとの見方が出ている。米国の短期的な経済見通しが明るくなったという。最近の対中関税引き下げと、それに伴う株式市場の上昇により、景気後退リスクが一部後退しているという。
同エコノミストは、米国の2025年のGDP予想を従来の1.2%から1.7%に引き上げたほか、2026年についても、従来の0.8%から1.1%に引き上げている。関税が来年の物価上昇圧力を高める可能性はあるものの、その後インフレは緩和するはずだと述べている。
USD/JPY 142.81 EUR/JPY 163.13
GBP/JPY 193.69 AUD/JPY 92.78
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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