ドル円は神経質に上下、日米の金融当局者の発言で=東京為替前場概況
東京午前のドル円は143.85円付近まで円高・ドル安推移した後、144.75円付近まで上振れした。ただ、上下に変動した後は144円前半で推移しており、ニューヨーク終値水準で動意が落ち着いている。
植田日銀総裁が超長期金利の上昇を注意してみていきたいと述べたことが円買いの手がかり。その後、米ニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁が、インフレが中銀目標から乖離し始めた場合「比較的強力」に対応する必要があると述べたことはドル円を一時押し上げた。ただ、トランプ関税の影響を受けても米国の物価上昇率は落ち着いており、ドル買いは瞬間的だった。
日米の金融当局者の発言を手がかりにクロス円も上下したが、ドル円と同様に往来する格好となっている。ユーロ円は163円前半、ポンド円は194円後半、豪ドル円は92円後半で推移。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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