ユーロドル、1.17ドル台を回復 今種はECB理事会=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢となる中、ユーロドルは買い戻されており、1.17ドル台を再び回復している。今月に入って戻り売りが続き、先週は一時1.15ドル台半ばまで下落する場面も見られていた。21日線も下回っていたが、本日の上げでその水準を復活している。本日の21日線は1.1695ドル付近。ここで1.17ドル台を維持できるようであれば、1.20ドルを目指す可能性はまだ残る。
今週は木曜日にECB理事会が開催される。今回は据え置きがほぼ確実視されているが、9月利下げは半々程度の可能性で織り込む動きは見られている状況。ECBが何らかのヒントを示唆してくるか注目されるが、米・EUの関税交渉はなお難航しており、8月1日の期限までにまとまらないようであれば、EU加盟国は、米国を超える報復措置を講じるよう欧州委員会に迫っているとの観測報道も流れていた。
そのような中、ECBは木曜日の理事会で関税問題と伴に、年初からのユーロ高についても懸念を表明する可能性があるとの見方もあるようだ。
EUR/USD 1.1714 EUR/JPY 172.52 EUR/GBP 0.8673
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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