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【本日の見通し】ドル買い目立つ展開、入札結果には注意

為替 

【本日の見通し】ドル買い目立つ展開、入札結果には注意
   
 昨日報じられた日本の財務省が6月20日に債券市場参加者を集めた国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー:PD)と会合を行うにあたって、2025年度の国債発行計画をめぐり参加者に10年債や30年債など各年限で望ましい国債の発行額を聞き取るアンケート調査を実施することをうけて、超長期債を中心とした発行計画の減額(超長期の発行減額)観測が広がったことで、円売りが強まった。こうしたPD会合は四半期ごとに行われるが、年度ごとの発行計画に向けた年末の会合で行われるこうしたアンケート調査を今回行うことがサプライズとなったかたち。 日銀とPDとの会合では超長期を中心とした金利上昇への警戒が示されており、発行計画の変更がありうるとの思惑が広がっている。
  
 ドル円は142円台前半を付けていた動きから144円40銭台まで上昇した。日本国債利回りの低下が、米債への需要拡大につながるとの思惑もあって、米債利回りも低下(債券価格が上昇)したことで、米トリプル安警戒が後退したことも、ドル円を支えた。
   
 こうした動きが今日どこまで続くかがポイントとなる。先々週初めの148円台から下げが厳しかったこともあり、まだ上昇の余地はある。本日は日本の40年債入札が実施される。今後の発行額減額期待がある程度は支えとなるとみられるが、昨今の動きの激しさや、元々の流動性の小ささもあって、金融機関などの買い意欲はそれほど高くないとみられ、不調となる可能性が十分にある。不調度合いにもよるが、先週の20年債入札後のような円高となる可能性があるだけに、下方向のリスクを警戒したい。
  
 ユーロドルはドル安一服でやや上値が重い。英国の利下げ期待が後退、米利下げ期待も弱まる中で、利下げ継続が見込まれるユーロドルの上値が抑えられる傾向にあり、今日は1.13台後半が重くなる可能性がありそう。
  
 ユーロ円はドル円の上昇や財務省関連報道で162円00銭台を付けていた流れから163円90銭台まで上昇。対ドルのユーロ売りもあり、その後少し調整。この後はドル円次第も、リスクはやや下方向か。
  
 NZ中銀の政策金利が11時に発表される。6会合連続利下げが見込まれている。すでに昨年の利下げ開始から2%の引き下げが行われており、今回の利下げで計2.25%と下げとなる。今後については利下げペースの減速がどこまで進むかが注目されている。次回7月会合での利下げは現状で75%程度の織り込みとなっている。声明などで前回見せた追加利下げ示唆が残るかどうかがポイントとなりそうで、追加利下げ示唆の表現が削除されていると、今後の据え置き期待拡大からNZドル買いが強まる可能性がある。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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