ナスダック先物1.2%安、米10年債利回り4.50%台に上昇「米国売り」懸念再燃
ナスダック先物1.2%安、米10年債利回り4.50%台に上昇「米国売り」懸念再燃
先週末のムーディーズによる米格下げを受け投資家心理が悪化、格下げ自体はサプライズでも何でもないが、米国資産投げ売りによる4月の米金融市場混乱がトラウマになっているようだ。
時間外でダウは300ドル近く下落、ナスダックは1.2%安と下げ幅を拡大している。債券も下落しており、米10年債利回りは時間外で4.50%台に上昇、前週末の水準を上回っている。ドル指数は低下。アジア市場では株安・債券安・ドル安と米トリプル安となっている。
米金融市場混乱を警戒して日経含むアジア株は総じて下落、FTSE100先物も下落。ユーロストック50先物は上げ幅を縮小している。安全資産の金とスイスフラン、円が上昇している。ただ、今のところリスク回避より様子見姿勢のほうが強いか。今夜の米国市場待ち。

執筆者 : MINKABU PRESS
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