円全面安、ドル円は144円台に乗せる=東京為替概況
円全面安、ドル円は144円台に乗せる=東京為替概況
東京終盤のドル円は円安に振れ、144円台に乗せた。昼頃に発表された日銀金融政策決定会合の結果では、政策金利は市場予想通り据え置きとなった。また、経済・物価情勢の展望(展望レポート)では、25、26年度の実質GDPと消費者物価指数の見通しが前回1月時点から下方修正され、2%の物価安定目標の実現時期は従来よりも1年程度先送りされた。さらに25、26年度の経済物価見通しは下振れリスクの方が大きいと指摘され、市場ではハト派と受け止められた。ドル円は、4月25日の直近高値を上抜き、4月14日以来およそ半月ぶりの高値水準となる144.29付近まで水準を切り上げた。
クロス円も軒並み円安傾向となり、ユーロ円は163.17付近まで上昇した。
ユーロドルは軟調。日銀金融政策決定会合後のドル買い円売りの流れを受けて、午後に4月16日以来の安値水準となる1.1288付近まで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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