ドル円に買い強まる 米、貿易摩擦の緩和のため中国への関税引き下げ検討と報じられる＝ＮＹ為替

　先ほどからドル円に買い戻しが強まっており、１４２．８０円近辺まで買い戻されえる場面が見られた。トランプ政権が中国に対する強硬姿勢を緩和するとの報道が流れている。これを受けて米株式市場でダウ平均は一時１１００ドル超上昇する場面も見られ、ドル円も買いの反応を見せている。

　ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）がホワイトハウス当局者の話として、対中関税について、国家安全保障上の脅威とみなされない品目には３５％の関税を課す一方、脅威とみなされる品目には１００％以上の関税を課す段階的なアプローチを検討していると伝えた。当局者によると、結果として中国の関税率は全体で５０－６５％程度になるという。

　ただ、トランプ大統領が一方的に関税を引き下げることは検討しておらず、中国との協議と連動して行う可能性があるとも伝えた。

USD/JPY　142.50　EUR/JPY　161.89
GBP/JPY　189.30　AUD/JPY　91.41

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美