円への強気姿勢が3月下旬の水準まで縮小=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は上げを一服させているものの、144円台後半と本日高値圏での推移は継続している。本日の米雇用統計を受けて為替市場はドル高が強まっており、ドル円も買いが強まった。一時145円台に上昇する場面も見られていた。
本日の米雇用統計を受けた動きから、オプション市場では円への強気姿勢が3月下旬の水準まで縮小している。さらなる円高への期待を縮小し、円に対する強気ポジションは2カ月以上前、3月の水準まで戻っているという。
トレーダーは依然としてドル円の下落に高いプレミアム(オプション料)を支払っていはいるものの、5月20日以降縮小傾向にある。本日の米雇用統計が米景気の減速懸念を和らげたことで米国債利回りが上昇し、円などの安全資産通貨の魅力が低下したことが背景にある。
USD/JPY 144.87 EUR/JPY 165.08
GBP/JPY 195.99 AUD/JPY 94.10
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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