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【これからの見通し】先週のドル安・円高・ユーロ高が継続するか 週明けは目立った経済指標発表なし

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【これからの見通し】先週のドル安・円高・ユーロ高が継続するか 週明けは目立った経済指標発表なし

 週明けは先週からのドル安・円高・ユーロ高などを踏襲した水準で取引されている。足元では一段の値動きは一服しているが、ドル円は147円台、ユーロドルは1.08台、ユーロポンドは0.83台後半など上記の流れには変化はみられていない。

 今週は米金融当局者らが金融政策・経済見通しなどについての発言を自粛する「ブラックアウト期間」に入っている。ドル相場に関する注目は米ファンダメンタルズに集まりそうだ。先週末の米雇用統計では強い方向性を示すことはできなかった。次の材料として、今週は12日の米消費者物価指数が発表される予定。その後の週後半には生産者物価指数、新規失業保険申請件数、ミシガン大額消費者信頼感(速報値)などが続く。一連の指標結果で一段とドル安が進行する可能性があり、事前の思惑で相場が先行する可能性も指摘される。

 ドイツに関しては財政規律の柔軟化方針が新たな政府から打ち出されている。その理論的な後ろ盾となる独連銀からは、本日はナーゲル総裁の講演が予定されている。「ドイツの経済成長について」がテーマとなっており、成長促進を市場にアピールするようだと、一段とユーロ高が進行する可能性がある。

 円高の面では、先週は連合が今年の春闘での6%を上回る賃上げ要求が発表されたことが、日銀追加利上げ観測を高めたことは記憶に新しい。ただ、本日発表された日本の実質賃金統計は前年比-1.8%と予想以上の落ち込みとなっていた。また、経常収支は2576.0億円と2年ぶりの赤字となった。やや円高圧力を削ぐ材料となっていた。しかし、トランプ関税をめぐる動きが収束しないなかでは、基調としてのリスク回避の円高圧力は残りそうだ。

 週明け相場は先週の流れをkつがえるほどの材料には欠けているものと想定されよう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ鉱工業生産指数(1月)ド、イツ貿易収支(1月)、ノルウェー消費者物価指数(CPI)(2月)、トルコ鉱工業生産指数(1月)など。市場の注目度は比較的低い指標群となっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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