ユーロ買いは一服、ECB理事会発表を控えて=ロンドン為替
ユーロ買いは一服、ECB理事会発表を控えて=ロンドン為替
ロンドン序盤、ユーロ相場は買い一服。ユーロドルは1.0822近辺とわずかに東京高値を更新したが、上値追いの勢いは一服している。その後は1.0781近辺まで反落する場面もあった。1.08を挟んだ水準で揉み合っている。ユーロ円はドル円とともに下落。春闘要求報道を受けて円買いに押されている。ユーロポンドは小幅上昇。ただ、ユーロ側よりはポンド側の材料となっているようだ。2月英建設業PMIが過去最低水準を記録したことでポンド買いが入る場面があった。
ECB理事会では25bp利下げが市場コンセンサスとなっている。今回はスタッフ経済見通しが発表される。12月時点ではインフレ見通しが若干引き下げられたが、今回はどうか。ターミナルレート領域に近づいているとの見方もあり、次回の追加利下げについては明言が避けられる公算も高くなっているようだ。ラガルド総裁会見では、インフレ見通しやウクライナに関連した防衛費増額と各国の財政政策の変化などの影響が注目される。
EUR/USD 1.0785 EUR/JPY 159.54 EUR/GBP 0.8381

執筆者 : MINKABU PRESS
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