ドル円は戻りが鈍い、午前の安値140.62付近に並ぶ=東京為替概況
ドル円は戻りが鈍い、午前の安値140.62付近に並ぶ=東京為替概況
東京終盤のドル円は戻りが鈍い。ドル円は、昼頃にかけて軟化し、昨年9月以来7カ月ぶりの安値となる140.62付近まで水準を切り下げた。午後はいったん140.90台まで戻したが、その後は午前につけたこの日の安値140.62付近に並ぶなど、戻りは限定的。
週末にトランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を検討していると報じられたことなどから、ドルが売られた。また、24日に予定されている日米財務相会談で円安是正を求められるとの見方や、米中貿易摩擦への警戒感などが広がっていることもドル円相場の重石となった。
ユーロドルは朝から堅調に推移し、午後に2021年11月以来およそ3年半ぶりの高値となる1.1534付近まで上昇した。ポンドドルは昨年9月以来7ヶ月ぶりの高値となる1.3397付近、豪ドルドルは昨年12月以来4ヶ月ぶりの高値となる0.6430付近を付けるなど、ドル全面安となった。
ユーロ円はもみ合い。ドル主導で動きが不安定となり、162円ちょうど前後で方向性の定まらない展開が続いた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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