ユーロドル、1.04ドル台で上下動 3月利下げ以降のECBはより複雑になる可能性=NY為替
市場は次の展開を探っている中、きょうのユーロドルは1.04ドル台での上下動に終始している。ただ、上値を抑えられている状況に変化はなく、21日線が控える1.0410ドル付近をうかがう展開ではある。
本日はシュナーベルECB専務理事のインタビューが伝わり、「ECBは間もなく、利下げの一時停止または終了について議論をに迫られるだろう」と述べていた。第1歩として3月の理事会で声明から「金融政策は景気抑制的」という文言を削除するかどうかを議論すべきだと主張。「抑制的かどうかに、もはや確信が持てない」とも付け加えていた。
市場では3月利下げはほぼ確実視されているが、それ以降の決定はより複雑になる可能性が高い。一部の当局者は失速する経済を支えるべきだと考えているが、利下げによって深刻な経済的弱点を覆い隠すべきではないという意見もある。
EUR/USD 1.0425 EUR/JPY 157.92 EUR/GBP 0.8281
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。