円売り優勢、植田日銀総裁の発言で=東京為替前場概況
東京午前のドル円は155.14円付近まで水準を切り上げた。先週末で円安・ドル高の流れが一服し、調整含みとなっているが、下値は広がっていない。講演で発言した植田日銀総裁が、金融緩和度合いの調整のタイミングは先行きの経済・物価・金融情勢次第であると繰り返したことが円売りの手がかり。来月の日銀金融政策決定会合における追加利上げを示唆する発言は限定的だった。ただ、早期の追加利上げを否定する発言もなく、円売りは持続していない。
ドル円の上昇に連動し、ユーロ円は163.50円付近、ポンド円は195.99円付近、豪ドル円は100.38円付近まで強含み。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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