財務省が口先介入始めても驚きではないとの声も ただ、円独歩安の雰囲気まではない=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが続いている。この日の米消費者物価指数(CPI)が概ね予想通りの内容となったことで、市場では12月のFRBによる利下げ期待が再点灯している。米CPI発表直後は為替市場もドル売りの反応を見せ、ドル円も154円台半ばに下落したものの、直ぐに切り返し、逆に上値追いを加速させている。一時155.45円付近に上昇し、7月以来の高値水準に上昇。
ドル円は155-160円のゾーンへのレベルシフトを試す展開となっている中、「すぐにも日本の財務省が口先介入に動き始め、市場を神経質にさせても驚きではない」との声も出ている。「夏に見られたようなボラティリティーの再現は誰も望んでいない」とも述べた。
ただし、ユーロ円やポンド円はドル円ほどの上昇は見せておらず、円独歩安といった雰囲気まではない。
USD/JPY 155.28 EUR/JPY 164.22
GBP/JPY 197.49 AUD/JPY 100.79
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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