【海外市場の注目ポイント】10月の米ADP雇用統計など
日本時間午後9時15分に10月の米ADP雇用統計が発表される。11月1日に発表される10月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は11万1000人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の14万3000人増から鈍化するとみられている。前日に9月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表されており、求人件数は予想を下回っていた。10月の米ADP雇用統計でも民間雇用者数の伸びが予想を上回る結果になれば、10月の米雇用統計に対する警戒感からドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値も発表される。大方の予想は前期比年率換算2.9%増となっており、4-6月期の同3.0%増から成長が鈍化すると見込まれている。
さらに、日本時間午後6時には7-9月期の独GDP速報値、同午後7時には7-9月期のユーロ圏GDP速報値、同午後10時には10月の独消費者物価指数速報値も発表される。7-9月期の独GDP速報値は、大方の予想が前期比0.1%減となっており、4-6月期の同0.1%減と同等のマイナス成長になるとみられ、7-9月期のユーロ圏GDP速報値は、大方の予想が前期比0.2%増となっており、4-6月期の同0.2%と同等の成長になると見込まれている。10月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比1.8%上昇となっており、前年比の伸びが前月の1.6%上昇から加速するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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