ユーロ圏経済は停滞に向かっている 10月の追加利下げの見方も根強い=NY為替
きょうのユーロドルは買い戻しが優勢となっており、1.11ドル台半ばでの推移となっている。本日1.1095ドル付近に21日線が来ているが、その水準はいまのところ維持されている。ただ、1.12ドルの蓋も重そうでポンドに比べれば上値が重い印象は否めない。
前日はユーロ圏のPMIが発表になっていたが、9月の縮小が示されていた。ドイツを中心に製造業が一段と低迷しており、域内の回復が息切れしつつあるとの懸念が高まっている。エコノミストからはユーロ圏経済は停滞に向かっているとの指摘が出ており、新規受注と受注残の急速な減少を考えると、経済は更に弱体化することは想像に難くないという。ECBは否定的な見解を示しているが、10月の追加利下げの見方も市場には根強くある。
EUR/USD 1.1160 EUR/JPY 160.08 EUR/GBP 0.8333
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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