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FX/為替「ドル/円、FOMC後の大変動は避けられない公算」 外為どっとコム トゥデイ 2024年9月18日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年9月18日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼17日(火)の為替相場
(1):ZEW「ドイツの見通しは著しく悪化」
(2):米小売売上高は予想に反して増加

▼17日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上下に大きく揺さぶられる公算/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

17日(火)の為替相場

期間:17日(火)午前6時10分~18日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ZEW「ドイツの見通しは著しく悪化」

独9月ZEW景気期待指数は3.6と市場予想(17.0)を下回り、今年最低の水準に低下した。欧州経済センター(ZEW)は「景気の早期改善への期待は目に見えて薄れつつある」「ユーロ圏景気見通しの後退は悲観的な見方が総じて強まっていることを示唆するが、ドイツの見通しは著しく悪化している」との見解を示した。

(2):米小売売上高は予想に反して増加

米8月小売売上高は前月比+0.1%と予想(-0.2%)に反して増加した。自動車を除いた売上高は前月比+0.1%と市場予想(+0.2%)に届かなかったが、国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア売上高(自動車、ガソリン、外食、建材を除く)は前月比+0.3%と予想通りの伸びだった。その後に発表された米8月鉱工業生産は前月比+0.8%と市場予想(+0.2%)を大幅に上回った。同設備稼働率も78.0%に上昇した(予想77.9%、前回77.4%)。

17日(火)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:上下に大きく揺さぶられる公算

昨日のドル/円は142円台を回復。東京市場では140.33円前後まで弱含んだが、NY市場に入り米8月小売売上高が市場予想を上回ったことを受けてドル買いが強まると先週12日以来の142.47円前後まで上昇した。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)で50bp(0.50%ポイント)の大幅利下げに動くとの市場観測はほとんど後退しなかった。米金利先物が織り込む9月50bp利下げの確率は63%前後とほぼ横ばいだった。根強い大幅利下げ観測にもかかわらずドル/円が約2円上昇したのは、FOMCの発表を目前にしたタイミングで、米8月小売売上高をきっかけに短期筋のドル買い戻しが活発化したためと考えられる。本日は、そのFOMCが最大の見どころとなる。ドル/円は利下げ幅が50bpなら下落、25bpなら上昇の初期反応が予想される。ただ、2次反応は同時に発表される金利見通し(ドットチャート)やパウエルFRB議長の会見内容に大きく左右されそうだ。いずれにしても、現時点で年内の利下げペースを巡る市場とFRBの見方に大きな違いがあることから、発表後のドル/円は上下に大きく揺さぶられる公算が大きい。

注目の経済指標:FOMC政策金利

注目のイベント:パウエルFRB議長発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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