アジア株 豪州株0.8%安、CPI受け下げ幅拡大 インフレ鈍化も早期利下げ正当化させるほどの速さではない
アジア株 豪州株0.8%安、CPI受け下げ幅拡大 インフレ鈍化も早期利下げ正当化させるほどの速さではない
東京時間11:14現在
香港ハンセン指数 17742.05(-132.62 -0.74%)
中国上海総合指数 2844.04(-4.70 -0.16%)
台湾加権指数 22158.89(-26.11 -0.12%)
韓国総合株価指数 2677.51(-11.74 -0.44%)
豪ASX200指数 8009.80(-52.15 -0.81%)
アジア株は総じて下落、米半導体大手エヌビディアの四半期決算発表を控え様子見姿勢が強まっている。
香港株は反落。中国海外発展や龍湖集団、新世界発展など不動産株が総じて下落している。バイドゥやネットイース、美団、レノボ、アリババなどハイテク関連も軒並み下落している。JDドットコムは1.5%高。9月から2027年8月にかけて最大50億ドル相当の自社株買い計画を発表したことが材料視されている。先日の米小売大手ウォルマートによる株式売却を受け投資家心理が悪化していることから自社株買いで投資家に安心感を与えようとしているのだろう。好決算を受け前日に大幅上昇したオンライン旅行代理店の携程集団は0.6%安と調整売りに押されている。
豪州株は月次CPIを受け下げ幅を拡大している。
豪州7月の消費者物価指数は3.5%と前回から伸びが鈍化、3月以来の低水準となった。トリム平均は3.8%と今年2月以来となる4.0%大台割れ。CPIは鈍化したものの市場予想は上回った。インフレ鈍化も早期利下げを正当化させるほどの速さではないことから、ブロック豪中銀総裁がタカ派姿勢を堅持するとの見方が強まっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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