【海外市場の注目ポイント】7月の米小売売上高など
日本時間午後9時半に7月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想が前月比0.4%増、自動車を除いた大方の予想が同0.1%増となっており、前月比では、総合が2カ月ぶりに増加、自動車を除くと6カ月続けて増加すると見込まれている。2日に発表された7月の米雇用統計で失業率が前月から予想外の上昇、非農業部門雇用者数の伸びが前月から予想以上に鈍化、平均時給の前年比の伸びが前月から予想以上に鈍化した。このように米労働市場が予想以上に減速していることが影響して、7月の米小売売上高が予想を下回る結果になるようであれば、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数や8月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数も発表される。8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想がマイナス6.0となっており、前月のマイナス6.6を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられ、8月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、大方の予想が5.2となっており、前月の13.9を下回り、2カ月ぶりに低下すると見込まれている。
さらに、日本時間午後10時15分には7月の米鉱工業生産指数も発表される。大方の予想は前月比0.3%低下となっており、前月比では4カ月ぶりに低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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