米CPI、9月利下げを正当化も景気後退懸念を強めるほどの冷たさにもならない
市場は、今週の米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)といった7月分のインフレ指標を注目しているが、今回のデータはFRBの9月利下げを覆す内容にはならないとの見方が多いようだ。7月の米CPIは前月比で小幅に上昇はしたものの、前年比では緩やかなペースの上昇に留まると見込まれている。
最近の物価上昇圧力の緩和はFRBに自信を与え、利下げを開始できると思わせている一方で、FRBは減速の兆しが強まっている労働市場に再注目している。僅か数週間の間に景気は十分に減速したのかという議論から、泥沼に入りつつあるのではないかという懸念へと変わってきた。
今回の米CPIは、そのような重要なタイミングで発表されるが、9月利下げの可能性を疑う人がいないほど緩和してはいるものの、景気後退懸念を強めるほどの冷たさにもなっていないと見ている模様。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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