米国債利回り、もっと高い水準に落ち着くはずとの見方=NY為替
きょうも市場は落ち着いた雰囲気となっている。米株式市場も買い戻しが続く中で、ドル円も147円台まで買い戻されている格好。これまでの長期上昇トレンドの下値支持線となっていた148.50円付近と、直近高値161.80円から安値の141.70円までの下降波のフィボナッチ38.2%戻しの水準が149.40円付近に来ており、目先の戻りメドとして意識される。
本日は米国債利回りも上昇しており、ドル円を買い戻しをサポートしているものと思われるが、3.9%付近の米10年債利回りは、景気後退リスクが高まりFRBが利下げに踏み切るシナリオと整合的だが、長い目で見れば、いずれもっと高い水準に落ち着くはずだとの見方が出ている。歴史を振り返れば、10年債利回りが4.5%あるいはそれ以上になることは決して遠い話ではないという。
その意味でも来週の米消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標が方向性を決める鍵になる可能性があるとしている。
USD/JPY 147.45 EUR/USD 1.0924 GBP/USD 1.2714
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。