【本日の見通し】ドル円は上値の重い展開か
【本日の見通し】ドル円は上値の重い展開か
前日の海外市場では、米国の民間企業の雇用指標を受けて円高が進んだ。米調査会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した10月の人員削減数は15万3074件で、前年同月のほぼ3倍に達した。米雇用情勢への警戒感から、米長期金利が低下するとともにドル売りの動きとなった。ドル円は152円80銭台までドル安円高が進んだ。その後は下げが一服して、153円近辺で推移している。
今日のドル円は上値の重い展開が見込まれる。153円近辺での推移となりそうだが、海外市場での安値を割り込むと一段とドル安円高が進む可能性がある。
ユーロ円などのクロス円はドル円の下げに追随して下落した後、下げ渋りを見せた。海外市場で、ユーロ円はドル円の下げに歩調を合わせて、177円台前半から176円28銭付近まで下落した。売り一巡後は176円80近辺まで戻りを見せた。今日は176円台後半を中心とする展開か。
ポンド円は海外市場で201円30銭近辺から200円30銭台まで下落した。その後は201円近辺まで戻りを見せた。今日は201円付近で方向性を探る動きか。
ユーロドルは海外市場でドル安の動きを受けて、堅調な動きを見せて1.1550台まで上値を伸ばした。今日は1.15台で底堅い推移が見込まれる。
ポンドドルは海外市場で1.3140台まで上値を伸ばした。今日は1.31台を中心とする推移となりそうだ。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。