8月1日に英利下げに踏み切ったとしてもポンドが失速する可能性は低い=NY為替
きょうのポンドドルは一旦1.28ドル台に値を落とす場面が見られたものの、1.28ドル台に入ると押し目買いも見られ、1.29ドル台を堅持している。ただ、全体的にポンドドルは上値が重くなって来ており、調整の動きが続いている。
市場では来週の8月1日に英中銀が利下げを開始するかで見解が分かれている。短期金融市場では利下げに踏み切ると見ている確率は40%程度となっているが、直近発表のインフレ指標でサービスインフレが依然としてインフレ鈍化を示していないことが、利下げなしとの見方の背景にある。
一方、英中銀が例え利下げに踏み切ったとしても、ポンドの堅調さは失われないとの指摘も出ている。理由として、内需が総じて底堅いこと、そして総選挙後のEUとの関係改善への期待が利下げの有無にかかわらず、ポンドをサポートするという。8月の利下げについては有り得ると予想しているが、先週のインフレ・データに着目し、最近のマクロ経済のニュースが利下げの見方を疑念の要素で覆い隠しているという。
GBP/USD 1.2911 GBP/JPY 201.46 EUR/GBP 0.8406
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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