ドル円160.20円台まで下落、米雇用統計の安値下回る ドル売りとリスク回避の円買い
ドル円160.20円台まで下落、米雇用統計の安値下回る ドル売りとリスク回避の円買い
ドル円は160.29円まで下落。前週末の米雇用統計直後につけた安値160.35円を下回り、6月28日以来の安値をつけている。年内の米利下げ回数が2回に増えるとの見方からドルが下落している。また、仏政治不安からアジア株や米株先物が下落していることから、リスク回避の円買いも見られる。
6月の米雇用統計は失業率が悪化し賃金の伸びが鈍化したことから、米利下げ回数がFRBが想定しているよりも増えるとの見方が強まっている。
仏下院選挙の決選投票は、左派政党連合の新人民戦線(NFP)が第1党となる見通しとなった。世論調査ではルペン氏率いる極右政党が第1党となることが見込まれていたため、サプライズとなった。どの陣営も単独過半数に届かない「ハングパーラメント」状態になる可能性が高まっており、フランスの政治不安が広がっている。
サプライズ仏選挙を受けユーロストックス50先物は下落して始まったが、その後はプラスに転じている。ダウ先物は70ドル安。香港株は大幅続落、上海株は0.5%下落。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。