ドル円は159.65円付近で推移 ロンドンの下げを戻す=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は159.65円付近で推移している。ロンドン時間に急速に戻り売りに押され、一時158円台まで下落する場面が見られた。介入の有無は不明だが、160円を再び試しそうな気配となる中、財務省の介入警戒感も高まっているようだ。今回の上昇は緩やかな値動きで日本の財務省が言う「過度な変動」にはあたりそうもないが、市場は神経質になっている模様。
ただ、NY時間に入ると買い戻しが活発化し、下落前の水準に戻している。米株式市場でダウ平均が一時400ドル超上昇していたことも、買い戻しをサポートしていたようだ。きょうはドル高は一服しているものの、日米の金利差に着目した根強い円安がドル円をサポートしている。
今週はFRBがインフレ指標として主に参照している5月のPCEデフレータが発表になる。今月発表の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)から、インフレの鈍化傾向を示すものと期待されているようだ。期末を向かえる中で、それに対して市場がどう反応するか注目される。
USD/JPY 159.63 EUR/JPY 171.41
GBP/JPY 202.60 AUD/JPY 106.32
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。