大幅反落、堅調な米雇用統計や人民銀行の積み増し見送りで=NY金概況
NY金先物8月限(COMEX)(終値)
1オンス=2325.00(-65.90 -2.76%)
金8月限は大幅反落。5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+27.2万人と、市場予想の+19.0万人を大きく上回ったことから、米政策金利の長期据え置き観測が強まった。ドルが急伸し、ドルの代替資産である金は売られた。米平均時給の伸び鈍化が一巡したこともドル高要因。インフレ圧力の根強さが意識されている。準備資産である金の積み増しを続けていた中国人民銀行(PBOC)が5月の買い増しを見送ったことも重し。PBOCが保有する5月の金地金は5月時点で7280万トロイオンスと、前月比横ばいとなった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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