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【これからの見通し】円安進行、中東情勢めぐる不安広がるも極度のリスク回避とも言えず

為替 

【これからの見通し】円安進行、中東情勢めぐる不安広がるも極度のリスク回避とも言えず

 週明けの東京市場では、ドル円とともにクロス円も買われている。円相場が全面安となっている。ただ、中東情勢をめぐる状況は引き続き緊張しており、株式市場は総じて軟調に推移している。そのなかで、イランによるイスラエル攻撃が1回限りのものであることが表明されており、今後のカギはイスラエルの出方となっているようだ。米国はイスラエルに自制を求める姿勢をとっており、イランへの反撃には関与しない姿勢だ。株式市場は次第に買い戻されてきている。米株先物は先週末の大幅安の反動もあってプラス圏で推移している。日経平均は下げ幅を半減させている。

 円安については、リスク回避の後退とともに、政府・日銀による為替介入の実弾が打たれていないことの影響も大きいようだ。海外勢を中心に円売りを仕掛けているという。一方で、日本の個人投資家は円買いポジションを膨らませているとも報じられている。このまま円安が進行するようだと、介入警戒感が高まる一方で、短期的な円買いポジションの踏み上げが発生するリスクもある。いずれにしても、153円、154円、155円と円安が進めば市場はより一層ボラタイルな動きを見せる可能性があり、注意したい。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス生産者輸入価格(3月)、インド卸売物価指数(3月)、トルコ失業率(2月)、ユーロ圏鉱工業生産指数(2月)、ニューヨーク連銀製造業景気指数(4月)、米小売売上高(3月)、米企業在庫(2月)、米NAHB住宅市場指数(4月)、カナダ製造業売上高(2月)、カナダ卸売売上高(2月)など。注目の米小売売上高の市場コンセンサス予想は、前月比+0.4%、自動車除く前月比+0.5%と、いずれも2か月連続の上昇が見込まれている。

 発言イベント関連では、シムカス・リトアニア中銀総裁、ブリーデン英中銀副総裁、レーンECBチーフエコノミスト、ウィリアムズNY連銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁などのイベント出席や会見、インタビューなどが予定されている。また、IMF世銀春季会合(20日まで)が開催される。米企業決算では、ゴールドマンサックスが注目されよう。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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