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米CPI待ちの中で円高の動きも、152円台をうかがう動き続く=NY為替概況

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米CPI待ちの中で円高の動きも、152円台をうかがう動き続く=NY為替概況

 きょうのドル円はNY時間にかけて戻り売りに押されたものの、151円台の水準はしっかりと堅持し、152円台をうかがう動きを続けている。財務省による介入警戒感もあり、152円に心理的な壁が形成されているが、152円台に入ってもすぐには財務省は介入に動かないのではとの見方も海外勢からは出ているようだ。介入で押し戻しても一時的な動きで、ドル円は155円を目指すとの指摘も出ている。

 その意味では明日の米消費者物価指数(CPI)は注目となりそうだ。先週末の「米雇用統計は強い内容だったものの、米株が上昇の反応を見せ、リスク回避の雰囲気が後退したことからドルは逆に売りに押された。ドル円も152円台はお預けとなった格好。

 ただ、実際に財務省が介入に出れば、一時的かもしれないが、それ相応の円高は覚悟する必要がある。やる以上は市場に負けることは許されない。

 本日は一時的に米株式市場の下げが強まったことで、リスク回避の円高の動きも見られていた。特にユーロ円やポンド円となったクロス円が下げている。

 ユーロドルはNY時間に伸び悩む展開が見られた。100日線を一旦上回ったものの維持できなかった。しかし、200日線の上でしっかりとした推移は続いている。

 一方、ECBとFRBの金融政策の格差から弱気な見方も少なくない。FRBによる利下げ回数が向こう数カ月、他の主要中銀に比べて少なくなると見られている一方、欧州では景気が減速している上にディスインフレのペースが加速していることから、ECBはFRBと同じかそれ以上利下げをする可能性があるとの指摘も出ている。その場合、ユーロドルはパリティー(1.00ドル)までの下落もあり得るという。

 ポンドドルはNY時間に入って戻り売りに押され、1.26ドル台に再び戻している。本日は一時1.27ドル台に上昇する場面も見られていた。ポンドドルは、英国が米国よりも先に利下げに踏み切るとの観測が重しとなり、先週は1.2540ドル近辺まで一時下落。200日線を割り込んでいたが、ドル高が一服していることから、ポンドドルは200日線の上を回復している。

 ただ、英中銀は5月か6月の利下げ期待が浮上する中、広範なドル高により、1.25ドルを目指す展開が予想されるとの指摘も少なくない。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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