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【これからの見通し】欧州勢が取引再開、独CPIに注目

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【これからの見通し】欧州勢が取引再開、独CPIに注目

 きょうから欧州勢がイースター休暇明けで取引再開となる。今日の注目イベントはドイツの消費者物価・速報値となりそうだ。ECB理事会の次の行動は利下げになるとの見方がコンセンサスとなっている。タカ派メンバーらも、データが確認できれば6月に利下げを検討との姿勢をとる意見が多い。

 そのデータの証拠の一つとして、きょう発表される3月ドイツ消費者物価速報値の内容を確認することとなろう。前年比予想は+2.2%と、前回の+2.5%からの鈍化が見込まれている。調和消費者物価速報値も+2.4%と前回の+2.7%からの伸び鈍化予想となっている。市場コンセンサス予想と結果とのブレにユーロ相場が反応をみせそうだ。

 このところ、ユーロドルの水準が低下している。3月8日に1.10手前で上値を阻まれたあとは、下落傾向が続いている。足元では1.07台前半と、再び大台を割り込む勢いとなっている。昨日発表された米ISM指数が強かったことで、ドル高圧力を受けていたが、きょうのドイツ消費者物価でユーロ面からの圧力が加わるのかどうかを確認したいところだ。弱い数字となれば、上記の1.07台割れにつながる可能性があろう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ消費者物価指数のほかにもスイス製造業PMI(3月)、ドイツ、フランス、英国、米国などの製造業PMI確報値(3月)、米JOLTS求人件数(2月)、米製造業新規受注(2月)、米耐久財受注(確報値)(2月)など。

 NY時間に入ると、米金融当局者の発言予定が注目される。ボウマンFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁など。市場では予想以上に強い米景気動向を受けて、FOMCでの年内利下げ回数の減少や開始時期の後ずれなどの見方が優勢になってきている。米金融当局者発言が市場観測を抑制するのか、助長するのかにも注意したい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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